Fwd: Eiga seisaku to sekkyokuteki tosei (J only)
Aaron Gerow
aaron.gerow at yale.edu
Wed Jun 3 20:36:05 EDT 2009
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>
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> ■文化政策史研究会公開シンポジウム「映画政策
> と“積極的統制”」
>
> 文化政策の歴史研究に関心を持つ若手研究者が
> 活動する「文化政策史研究会」で
> は、来る6月27日土曜日、東京・京橋の東京国立近
> 代美術館フィルムセンターにて、
> 「映画政策と“積極的統制”」と題したシンポジ
> ウムを開催いたします。ご関心のあ
> る方は、ぜひご参加ください。
>
> なお、参加ご希望の方は、会場定員の関係上、
> 以下のメールアドレスまで事前のご
> 連絡をお願いいたします。
>
> 日時:2009年6月27日(土)10:30〜17:30
> 場所:東京国立近代美術館フィルムセンター・小
> ホール(東京・京橋)
>
> 【企画意図】
> マス・メディアを統制するときには大きく分けて
> 2つの手法が存在することが、こ
> れまでの研究で明らかにされています。問題のあ
> る表現を取り除き見えなくしたり無
> いものとしたりする「消極的統制」と、助成や指
> 導を通じ、時の為政者の意に沿った
> ものとする「積極的統制」です。このうち「消極
> 的統制」については、悪影響を及ぼ
> すもの・不利益をもたらすものが何だったのかに
> ついて、後の研究者が具体的に挙げ
> 検証することが容易なのに対し、「積極的統制」
> は、「こうすべきである」という具
> 体的な目標がどのようなものであったのかを検証
> することが難しく、これまであまり
> 研究が進んでこなかったのが実状です。
>
> 今回のシンポジウムで取り上げる映画は、その
> 誕生時から、世界市場で流通する商
> 品であると同時に、どの地域においても比較的安
> 価に楽しむことのできる新しい形の
> 娯楽でした。この特質に注目した各国は、第一次
> 世界大戦以降、映画をプロパガンダ
> の一手段として利用し、その結果多くの作品が作
> られました。その際に行われた、台
> 本や作品の検閲をはじめとした「消極的統制」は
> これまでの研究で実態が明らかにさ
> れつつありますが、「積極的統制」、具体的に
> は、政策レベルで、あるいは個々の作
> 品の製作時にどのような指導や助成が行われたか
> については不明な点も多く、「消極
> 的統制」「積極的統制」の両側面を意識しながら
> 行われた議論や研究は少ないのが現
> 状です。
>
> 本シンポジウムでは、まず第1部として、植民地
> 期朝鮮において、映画統制政策に
> 基づき設立された「朝鮮映画製作株式会社」によ
> り制作された作品『若き姿』(1943
> 年公開)を、その背景にある「積極的統制」の一
> 端を明らかにしながら上映します。
> 続く第2部では、各分野で研究を進める方々を招き
> パネルディスカッションを行いま
> す。議論は、地域・時期は限定せずに行うことと
> し、「積極的統制とはどのような概
> 念か」「政策としてのどのような形をとり、どの
> ように実施されたのか」「時期・地
> 域によってどのような特徴があったのか」などの
> 論点から深めることとします。
>
> 最後の第3部では、第1部、第2部で導き出され
> た結論を土台としながら、視点を
> 「積極的統制」から文化政策全体へと向けます。
> ここでは、特に、文化政策における
> 「歴史的研究」の意義について、現状把握や必要
> 性、またアプローチのあり方につい
> て議論を深めます。これらの議論から、これまで
> 個別の文化・芸術分野内でのみ深め
> られてきた歴史的研究を、「文化政策」というよ
> り広域的・分野横断的な視点から進
> めていく端緒としたいと考えます。
>
> 【シンポジウム内容】
> 第1部:植民地期朝鮮における映画政策の実態〜
> 『若き姿』上映を通じて
> 1.発表「『若き姿』製作の文化政策史的意味」
> 発表者:金廷(東京大学大学院博士課
> 程、研究会メンバー)
> 2.上映『若き姿』(朝鮮映画製作株式会社作品、
> 1943年公開)
>
> 第2部:パネルディスカッション「映画政策
> と“積極的統制”」
> [パネリスト]
> 岡田秀則氏(東京国立近代美術館フィルムセン
> ター主任研究員)
> 報告「日本占領下インドネシアにおける映画統
> 制—占領初期と末期を比較して—」
>
> 平野共余子氏(国際日本文化研究センター共同研
> 究員)
> 報告「ルーマニアとアルバニアの現代映画—独
> 裁時代をふり返る映像」
>
> 三澤真美恵氏(日本大学文理学部准教授)
> 報告「植民地期台湾における積極的映画統制の
> 事例—国立台湾歴史博物館所蔵映画
> フィルム史料の整理分析プロジェクトを中心に」
>
> 司会:加藤厚子(映画専門大学院大学准教授、研
> 究会メンバー)
>
> 第3部:文化政策研究における歴史的研究の可能性
> [パネリスト]
> 渡辺裕氏(東京大学大学院人文社会系研究科教
> 授)
> 加藤厚子(映画専門大学院大学准教授、研究会メ
> ンバー)
>
> 司会:小林真理(東京大学大学院人文社会系研究
> 科准教授、研究会メンバー)
>
> 【申込方法】
> 以下のメールアドレスに、タイトルを「シンポ
> ジウム参加希望」とし、
> 1.氏名
> 2.所属
> 3.メールアドレス(こちらよりご連絡させて
> いただく場合がございます)
> 4.どこで本シンポジウムをお知りになったか
> を明記の上ご送信ください。
> 送信先: bunkaseisakushi at gmail.com
> なお、定員に達し次第申込を締め切らせていた
> だきます。
>
> 【お問い合わせ】
> 文化政策史研究会メールアドレス
> bunkaseisakushi at gmail.com
>
> 【主催】
> 文化政策史研究会、東京大学大学院人文社会系
> 研究科文化資源学研究室
>
> 【後援(予定)】
> 文化資源学会、日本文化政策学会
>
> 【助成】
> サントリー文化財団
>
> 以上(転送歓迎)
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> 飯塚浩一
> メディア史研究会編集委員
> 東海大学文学部広報メディア学科主任教授
> 東海大学チャレンジセンター次長・主任教授
> 〒259-1292 神奈川県平塚市北金目1117
> TEL 0463-50-2373 (ダイヤルイン)
> FAX 0463-58-7880
> Email koichi at hum.u-tokai.ac.jp
> 自宅� 0463-36-9096
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